空き巣対策に絶対やったほうが良い窓の防犯対策6つ

空き巣が侵入する出入り口として、ドアや屋根よりも多いのが、窓です。そのため、窓を強化しておくことは、空き巣被害対策として最初にしておくべきことなのです。今回は、空き巣対策に効果を発揮する窓の防犯対策についてご紹介していきます。
空き巣はどうやって窓から侵入する?

窓の防犯対策を考える前に、まず注意しておくべきことは、「窓は開けたらきちんと閉める」ということです。ドアの鍵は厳重に注意をはらっているという人でも、 「窓にはいつも鍵をかけているわけではない」という人も多いでしょう。そういった「無施錠の窓」を狙って侵入してくる空き巣も多いのです。窓の防犯対策を強化する前に、まずは窓に必ず施錠する習慣をつけておく必要があるでしょう。

ただし施錠をしているからといって安心はできません。プロの空き巣は施錠していてもおかまいなしに家に侵入してこようとするのです。 空き巣は、俗に「打ち破り」「こじ破り」などと言われる、様々な手法を駆使して窓を破ろうとしてくるのです。次に、こういった窓破りを防止するための防犯対策を紹介していきます。
窓の防犯対策、何ができる?


ホームセンターなどでは数々な窓の防犯対策グッズが販売されています。 今回は、簡単にできて効果の高い防犯対策をご紹介していきます。

1 補助鍵の設置
窓に補助鍵を設置することは、防犯対策として効果を発揮します。 なぜなら、普通ならひとつの鍵を開けるために、一箇所窓に穴を開ければいいところを、補助鍵のついている窓の場合、二箇所窓に穴を開ける必要が出てくるため、空き巣にとって二倍の手間になるためです。 そのため、空き巣は補助鍵がついている家より、ついていない家をターゲットに狙おうとするのです。また、仮に空き巣が補助鍵付きの窓をこじ開けようとしたとしても、通常の2倍の時間がかかりますから、その分、捕まる確率も上がるのです。

2 防犯フィルムを貼る
通常のガラスであれば、空き巣の手にかかれば数秒で割ることが可能です。ですが、防犯フィルムを窓に貼っておけば、5分以上はかけなければ、窓から手を入れられるほどの大きさの穴を開けることはできません。注意しておくべきなのは、鍵の周りの一部分だけにはる防犯フィルムは、防犯上の効果が薄いということです。本当に防犯効果を発揮したいならば、窓全体に貼れる防犯フィルムを選ぶ必要があります。また、防犯フィルムの厚さにも注意が必要です。薄すぎるものを選ぶと効果がなくなってしまいます。しっかりとした厚みのある防犯フィルムを選びましょう。さらに、一度貼ったらおわり、ではなく、10年程度を目安に張り替えを行うことが望ましいでしょう。

3 防犯ブザーを取りつける
防犯ブザーには、主にふたつのタイプがあります。ひとつは、窓開いた瞬間に警報音がなるタイプ、もうひとつは振動に反応して警報音がなるタイプです。防犯ブザーは警報音を出すことで、空き巣をおっぱらう効果があります。びびらさられるほどの大きさが出せなければ、プロの空き巣に冷静に対処されてしまう可能性がありますので、防犯ブザーを購入するさいは、なるべく大音量のものを選ぶようにしましょう。

4 ダミーの防犯ステッカーを貼る 
「防犯カメラ作動中」「防犯システム常時稼働中」などのステッカーを貼っておくことで、空き巣を怖気付かせる効果があります。実際に防犯カメラを設置していない場合であっても、空き巣に「この家はめんどくさそうだ。仕事がしにくそうだ」と心理的負荷を与えることは可能です。

5 二重窓を取り付ける
窓を二重にすることで、防犯効果は上がります。ただし、窓を二重にするためにはお金と時間がかかるというデメリットがあります。そういった余裕が今はない、という方は、防犯フィルムで代用しましょう。

6 面格子を取り付ける
お風呂やトイレなどにある小さな窓の防犯対策として最適なのは、面格子の設置です。面格子をつけておくことで、換気などのために長時間窓を開けておくことができます。ただし、面格子をつけたからといって油断大敵です。プロの空き巣は、面格子をドライバーなどで外して侵入してくることがあります。面格子を取り付けているからといって、外出時にまで窓を開けっ放しで行くのは危険だと認識しておきましょう。

さいごに
今回は窓の防犯対策についてご紹介してきました。

窓は、空き巣の侵入場所になりえます。とくにマンションの一階に住んでいる方や、一軒家に住んでいる方は注意が必要です。防犯フィルムや補助鍵など、すぐにできる防犯対策を取り入れてみましょう。

また、外出時には、ドアに鍵をかけることを怠らないことはもちろん、全ての窓をしっかりと閉めることを忘れないでおきましょう。
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