結婚詐欺の手口と結婚詐欺の特徴とは

「理想通りの彼と婚活パーティーで出会った」
「婚活サイトで経営者の彼と出会って、とんとん拍子に話が進んでいる」
婚活で苦労していた人ほど、「ついにやった！」と舞い上がってしまいそうな
シチュエーションですが、ちょっと待ってください。

本当にその理想の彼は、自己申告している通りの人物でしょうか？
独身と偽って既婚者が婚活市場で遊び相手の女性を狙っているケースはよくあります。

また、さらに悪いことには、金銭目的で近づいてくる結婚詐欺しだった、
という可能性もあります。

今回は、悪質な結婚詐欺師に騙されないために、結婚詐欺の手口についてご紹介していきます。

結婚詐欺師は、「結婚に焦っていて、かつお金をしっかりと貯めている女性」との出会いを貪欲にねらっています。

そのため、確実に結婚願望が高い女性が潜んでいるような「婚活サイト」
「婚活パーティー」などに頻繁に出没する傾向にあります。

「結婚相談所」は、結婚願望が高い女性が多い場所ではありますが、
身元確認がしっかりしていて、簡単に姿を消すことができないため、
結婚詐欺師にとって美味しい環境ではありません。

一方、婚活パーティーは、「医師限定」「弁護士限定」「年収７００万円限定」などとうたったものものあり、気軽に参入することができます。

また、そういった○○限定をうたった婚活パーティーは、
身元確認をほとんどしません。

そのため、実際には結婚詐欺を生業にしている男性であっても、
「年収二千万円の経営者」として女性と出会うことができるのです。

女性の側は、「○○限定」とうたっているパーティーなので、男性側の職業を簡単に信じてしまいがちなのです。

婚活市場でターゲットの女性を見つけたら、結婚詐欺師が確認するのは、
「どのくらいお金を引き出せそうか」です。

女性の職業を聞いたり、会話の中から貯蓄に熱心な方か探りをいれます。
ある程度貯金がありそうだったり、実家がお金もちだったり、
社会的地位が高くお金を簡単に借りられそうな女性は、
ターゲットとして見初められ、結婚を前提とした交際を持ち掛けられます。

ふつうの男女関係で考えれば、早急すぎる「結婚を前提とした交際」を
言いだす結婚詐欺師も多いのですが、結婚詐欺師はたくみにターゲット女性の
理想の男性を演じているため、女性は「こんな理想どおりの男性が現れたのだから運命にちがいない」とコロっと騙されてしまうのです。

短期間で急速に関係を深めていき、信用されていると感じた時点で、
お金の無心を始めます。

お金を引き出す口実は「事業に失敗した」「事故にあった」「詐欺にあった」「結婚式の費用を振り込んでおく」など様々です。

「自分を助けてくれ」というのではなく、あくまで「２人の将来のために」と言い、女性からお金を引き出せるだけ引き出します。

このとき、信用を得るために第三者を巻き込むことも珍しくありません。
彼の両親が出てきて、「○○をよろしくお願いします」と頭を下げたりすることもあるのですが、彼らはグルで、家族などではなく、詐欺集団なのです。

首尾よくお金を引き出せたところで、結婚詐欺師はいきなり姿を消します。

結婚詐欺師は同様の犯罪を頻繁に繰り返していることが多く、
一仕事済ませたらすぐに河岸を変えて新たな獲物を狙いにいくのです。 結婚詐欺師が狙うのは、「結婚願望が強く」「お金が引き出せそう」な女性です。

すぐにでも結婚したいという思いがあるのに、なかなか婚活がうまくいかないという女性はターゲットにされやすいのが実情です。

近年、多様な婚活サービスが登場しており、見ず知らずの人と気軽にコンタクトがとれるようになってきています。

婚活サイトや婚活パーティーは、日常生活に出会いがないという人に
とって格好の出会いの場です。

ですが、そういった場所で出会う男性が自己申告している経歴・名前・婚姻歴・目的などは真実とは限りません。

与えられた情報をすべて真実だと鵜呑みにして早急に距離を縮めることなく、
ゆっくりと信頼関係を築いていく必要があります。

婚活市場で出会った人に、簡単にお金を貸してはいけません。

貸したら最後、かえってこない可能性が高いと考えていいでしょう。
結婚前からお金の無心をしてくる男性って信頼できるでしょうか？

お金の無心をしてきた段階で、あなたの結婚相手に相応しいかどうか、冷静に判断する必要があるでしょう。 「名刺をもらったから」「両親に紹介してもらったから」というのは、
その人の身元を保証するものではありません。

結婚詐欺師にとって偽の名刺をつくったり、詐欺仲間に両親役を演じてもらうことは簡単なことなのです。

「理想どうりの人が現れた！」と舞い上がる前に、本当にその人は信頼できる人なのかどうか、ゆっくり考えてみる必要があるでしょう。

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